【ベトナム通信 2】ハノイの季節の花
- Asia Kougei Sha
- 2018年11月25日
- 読了時間: 4分
更新日:2018年11月26日
ベトナム通信とは・・・
ベトナム各地のイベントや生活情報などを不定期でお届けするブログ形式の通信。
キーワードは #手仕事 #ベトナムの生活文化

ベトナムは常夏の国というイメージがある方が多いのではないでしょうか。南北に縦に長いベトナムは大きく北部、中部、南部と分けられ、それぞれに気候が違います。北部には常夏とはほど遠い「冬」があり、日本から来る方は日本から着てきた冬服が旅中の貴重な衣服となる、、ということもしばしば…。
中部-ダナン、ホイアン、フエの気候
ビーチが美しいダナンや世界遺産の街ホイアンで有名な中部には乾季と雨季があり、1~7月が乾季、8月~12月が雨季です。(王宮などの歴史的文化遺産がたくさん残るフエは2~9月が乾季、10月~1月が雨季。)
南部-ホーチミンの気候
ホーチミンは年間を通して、気温が25~30度ほどで常夏の国ベトナムのイメージにはまる気候です。乾季は11月~4月頃、5月~10月頃は雨季となります。
北部-ハノイの気候
ベトナムの首都ハノイには、四季があります。四季といっても、40度を超える日もある暑い夏と曇天で寒い冬の間に、ごく短い、まるで停戦中かのような春と秋でめぐる一年です。
(春は3月~4月頃、夏は5月~9月頃、秋は10月~11月、冬は12月~2月頃)
みなさんが想像する以上に気候条件は厳しく、冬は湿度が80%ほどで温度が10度ほどという寒さが肌にはりついているような不快感がつきまといます。毎年冬が来るたびにどうしてハノイにいるのだろう…と自問自答の日々が続きます。
そんな厳しい気候条件の中でも、ハノイにいたい!と思う理由、その一つが季節毎に咲く花の存在です。
ちょうど今頃の11月下旬から2~3週間ほど「Cúc Họa Mi(ひな菊)」と呼ばれる白くて小さくて可憐な花が街にでまわります。花の売り子は真っ白な花をかごいっぱいに積んで、街中を走り回ります。

毎年秋から冬にうつる前のハノイが一番過ごしやすくて美しい時期にでまわるこの花を見るたびに癒され、「ハノイって素晴らしいな。」と思います。(そして、その後に来る長くて寒い冬を思って少し憂鬱になるのですが。。)
美しい風景と写真を撮るのが大好きなベトナム人は季節ごとにアオザイを着て、撮影会に出かけます。今の時期なら、このCúc Họa Miの花畑。まっしろな花が広がる中に色とりどりのアオザイを着飾って、思い思いのポーズで(まるで映画のワンシーンのように)撮影をします。

こういった季節の花畑にはたいていアオザイのレンタルとカメラマンがいて、その場でレンタル予約をし、撮影に臨むことができます。
アオザイ→10万ドン/着、カメラマン→20万ドン/人、花畑入場料→5万ドン
(2018年11月25日現在)
季節の花

1月~2月頃、テト(旧正月)に飾るHoa Đào(桃の花)。この季節になるとHoa Đàoをたくさん積んだ自転車が走りまわるのですが、たくさん積みすぎて、桃の木が走ってるようにも見える姿がおかしくて、ベトナム的師走を感じます。

3月の1週間くらいにしか街でみかけないHoa Bưởi(ざぼんの花)。

1年で1週間ほどの短い間しか街に出回らないHoa Bưởi。この花の売り子が通り過ぎた道は、とってもよい香りに包まれます。甘くて優しいの中に柑橘系の爽やかさが残る香りは、一度嗅ぐと虜になるほど。またほしい、と思う頃にはもう街から消えている、そんな「幻」感さえある花。
(最近はベトナムのナチュラルエッセンシャルオイルでHoa Bưởiの香りも手に入るようになりました。開発してくれた人にありがとうと言いたい。)
5月~6月頃、真っ赤に燃え上がるように咲き乱れるHoa Phượng(火炎樹)

夏真っ只中の暑い季節のハノイで、人々の活気を吸い込むかのように存在する火炎樹。この時期のハノイは暑すぎて、正直火炎樹をゆっくり眺める余裕がないのですが、この花を見かけると不思議とパワーがわいてきます。
6月~7月上旬頃に咲くHoa Sen(蓮の花)。

ベトナムの国花でもある蓮の花。今年から蓮池の近く、西湖周辺に引っ越ししたので、蓮の季節になったら、早起きして見に行こう~と思っていたのですが、早起きすることができず、、毎朝蓮の花の売り子さんを街で見かけるたびに、「今日も蓮池に行けなかった。」と後悔の気持ちに苛まれていました。しかし今年は蓮の季節も終わりかけの頃にようやく見に行くことができました。思えば、ベトナムでの結婚前撮り写真も蓮池だった思い出の場所…。早朝でむくんでいる顔に厚化粧をして、みんなにジロジロ見られながら、恥ずかしいポーズ(映画のワンシーンのような。←2回目。)をカメラマンの仰せの通りに撮影したのがまるで昨日のよう…。
早朝に見る蓮の花は、少し浮世離れをしていて、心をすっと落ち着かせてくれます。朝が苦手な私にとって、蓮池までの道のりは長いのですが、それでも行ってよかった、と思える風景です。

他にもブーケンビリアやバンラン、ホアスア、ジャスミンなどご紹介したい季節の花はたくさんあるのですが、またの機会に!
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