【ベトナム通信4】ザボンの花茶
- Asia Kougei Sha
- 2023年3月8日
- 読了時間: 2分

まるい蕾がかわいらしいこちらのお花。何の花かわかりますか?
Hoa Bưởi (ザボンの花)です。日本では贈答品のイメージがありますが、ベトナムではサラダなどの料理にも使われるほど、身近な果物であるザボン。
ベトナムで大好きな果物のひとつです。
ハノイであたたかさを感じる頃、街を歩くとどこからともなくやってくるいい香り。
あたりを見回すとザボンの花売りが自転車の荷台につみきれないほどたくさんの小さな白い花を載せて運んでいます。
ほんの一束をおうちに飾るだけで家中がザボンの花のいい香りに包まれます。ジャスミンと金木犀を足して2で割ったような甘さの中に柑橘の爽やかさが漂う、うっとりするような香りです。
こちらのお花が街に出回るのはほんの数週間。
この香りを楽しめるのもこの時だけか、と落胆しそうになりますが、実はお茶として1年中楽しむことができます。

Trà Hoa Bưởi (ざぼんの花茶) 。
毎年この時期だけに作られる貴重なお茶。

まず天日干しにしたざぼんの花びらと古茶を混ざて熟成させ、仕上げに生の花びらと混ざて芳醇な香りを足します。

完全に手作りのお茶。今年は200kg分を仕込みしたそうです。(売り切れ次第終了)
100gずつの小分け包装で販売されていて、1~2袋などの小売りにも対応してくれます。
いつも立ち寄ると手作業でお茶づくりをしているところを気軽に見せてくれたり、お花をプレゼントしてくれたり、本当にやさしくて素敵なお茶屋さん。
これから3週間後にはジャスミン茶づくりがはじまり、3カ月後の蓮の季節には蓮茶づくりがはじまるとのこと。
底冷えする寒さや厳しい暑さにまいる気持ちになるときもあるけれど、やはり季節があるハノイはすばらしいなと思う瞬間です。
カモミールティーのようにやさしい香りなのに飲んだ後はとてもすっきりした気分になるザボン茶。朝におすすめです。
ぜひこの時期のハノイにきたら試してみてくださいね。
製茶工房:
Trà sen bà Dần(チャーセンバーザン)
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